9条改憲と軍拡への一里塚:安倍氏国葬に抗議の声を!

台湾有事を想定した軍拡とセットでの9条改憲。ウクライナ惨事に便乗しアベ 路線を継承した岸田首相は安倍氏の不運な死を利用し、湧き起こる諸意見を 性急に切り捨てて国葬を決定しました。

国葬の実施は、安倍氏の国家権力の私物化、立憲主義・民主主義の破壊等々を 免罪し、日本経済を弱体化させ、格差・貧困、少子化・人口減少、今の深刻な 物価高を招いたアベノミクスを称賛することになり、国民の間にメディアを 動員してのアベ改憲遺訓の刷り込み大キャンペーンとなります。

安倍氏は自民党改憲案をベースとした「美しい日本」の実現をアピールする上で 平和と対極の「有事」をキーワードとし、特に台湾有事=日本有事の短絡図式を 声高に訴えてきました。安倍氏は、盟友プーチンの悪魔的なウクライナ侵略の 大有事が日本にもたらした反射的影響を歓迎してか、安倍氏からまともな

プーチン批判は一度も聞かれずじまい。 日本の防衛と直接関係ない台湾有事を日本に引き付けるための仕組みが安保法 制による集団的自衛権の行使であり、安倍氏にはこの有事想定を最大限に利用 して世界トップクラスの軍事強国「美しい日本」への脱皮を一気に実現したい という有事待望シナリオがあったのではないでしょうか。

国内300万人、中国・朝鮮・東南アジア等海外2000万人以上の先の大戦犠牲者へ の非戦の誠であり、国際社会への公約・日本外交の威力を担保してきた憲法9条。 これを清算の対象として執念を燃やし、5月3日の憲法記念日を「ゴミの日」だ と側近や取り巻き連中に吹聴していたという安倍氏。

岸田首相は8月15日の戦没者慰霊式典を主催し、続けて安倍氏国葬を実施するなら 自ら倫理的道徳的廃頽を証明したことになり、日本国首相としての資格を喪失する ことになるのでは・・・。 やっと今夏のセミたちが元気よく鳴き始めました。わたしたちも!

文責(O)
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